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2013
10.19

富貴草

Category: 自然観察
自宅近く、熊野神社の鎮守の森
そのほの暗い杉林の床を覆うように
深緑の群れをなすフッキソウが
淡く輝く、まるで真珠のような実を実らせ始めた

人知れず静かに、気高く、
ただ一途に白磁の輝きを放つその姿に

今日はもう何も語るまい
と、想った

10-18-1.jpg




10-18-1 (1)




10-18-1 (2)

フッキソウ(富貴草、Pachysandra terminalis) / ツゲ科の常緑小低木。
アイヌ語で「yuk-topa-kina / (シカ・群れる・草) / シカが群れる草」と呼ばれている。

アイヌ民族は茎や葉を婦人科系の病気の薬として、
また全草を乾燥して、胃腸薬として使用したということだ

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2013
09.11

風前の灯 またひとつ "カラカネトンボ"

Category: 自然観察
9月11日

午後からの仕事に備え伝票を整理していると
風呂掃除をしていた連れ合いが
「見慣れないトンボが風呂場に入って来て出られなくなっているから
つかまえて出してあげてくれない ? 」
とアタフタと飛んできた。

「おいおい、触れるのも自然観察の大切な行為の一つなんだから、そんぐらい自分でやっせぇ。」
という僕に
「したってバタバタ動いてるし…。今度やるから。ねっ、ねっ、可哀そうだから。ねっ、早く…」
と、ケンカでも見せることのない涙目で訴えるR女史。

むむむ…「しゃあないなぁ」と風呂場に行くと
おっ !! なんとも美しいトンボが窓辺でバタバタしているではないか !!
で勿論、すぐに出してあげようと思った…のだが。

少しだけ写真に撮らせてもらうことにした。

そのトンボがこれ。

2013-09-11.jpg

カラカネトンボ
【科】エゾトンボ科  【属】カラカネトンボ属  【和名】カラカネトンボ  
【学名】Cordulia aenea amurensis

胸部は金属光沢のある緑色、腹部は暗緑色。
胸部を中心とした体色が唐金色(※)なので、カラカネトンボ。


2013-09-11 (1) 
複眼はこのように緑色(エメラルドグリーン)に深く輝いている。美すぃ~い。

(※)唐金色とは=わずかに青味の鈍い緑色に用いられる。唐金とは銅に錫2~15%を加えた合金で、いわゆる青銅のことである。しかし、唐金色というときは、ふつう合金そのものの色ではなく、青銅が古くなって緑青が吹き抱いている状態の色をいう。(日本の伝統色の解説より)


ちなみにカラカネトンボの棲息環境は

「山地帯から亜高山帯下部の山間湿原に生息。抽水植物が繁茂する池沼や湿原の植物性沈積物が多い滞水などに見られる。」

ということなのだが、このトンボも生存が危ぶまれ、栃木県と宮城県では絶滅危惧Ⅱ種に指定されている。
その要因は

「山間の池沼や湿原の減少。本種の生息する山間の池沼や湿原は平坦地でもあり改変されやすい。また、湿原周辺の樹林伐採による土砂流入、水源の枯渇や水温上昇などで生息場所の環境が悪化している。」
ということによる。

人間様のご都合で。
遥かなる地球の歴史と共に生き抜いて来た
貴重な生命体のひとつが
また消えかかっている。


2013-09-11 (2)

放そうとアサガオの棚に掴ませたら、しばらくじっとしていた。
シャッターチャンスと思いシャッターを切ったとたん、初秋の青空へ消えて行った。

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2013
09.05

体調不良…(T_T)

Category: 自然観察
先週の初め頃(8/26)から、朝起きると腰に異変が…
痛むという訳ではないのだが、真っ直ぐ立とうとすると
腰が「く」の字で固まったまま伸びてくれない。

いや、正確に言うと、伸ばそうとしなければ痛みはないのだが
伸ばそうとすると鈍い痛みが走り伸ばす事が出来ない。

でも2時間程するといつのまにか伸ばせるようになり
仕事にも特に支障はないので「そのうち治るだろう」と放っておいた。

したら先週の土曜日。
目覚めると今度はその症状に腹部の不快感と頭痛、
そして起き上がれないほどの脱力感が重なった。
頭も少しボーっとして視点が定まらない感じ。
食欲もわかない。

その症状は夕方になっても改善されなかった。

予定も色々あったので、仕方なく、救急外来にかかった。

しかし、というか多分そうだろうと思ったが
血液検査では特に異常はみられず、点滴だけを受け
「様子を見て下さい」と帰された。

その後、その症状はやはり改善されなかったので
仕方なく、昨日、別な病院の内科を受診した。

だがやはり原因は分からずじまい。
「腰痛が原因かもしれないので整形か神経内科の受診を」
と促され、やはり帰された。

そんなワケで昨日まではPCに触るのも億劫で、
読もうと思いながら読んでなかった本などを眺めつつ
ベッドと居間を行ったり来たり、ゴロゴロとしていた。

そして今朝になってやっと腰が回復。
まだ完璧ではないけど頭痛もほぼなくなり食欲も戻って来た。
久しぶりにPCに向かう気持ちにもなれた。

というワケで、久々のBlog、UPです。

さて、第一原発とこの国の有り様は相変わらず酷い状態。
書きたい事は山なれど、今の体調だと書いてると気持ちが悪くなるだけなので
今日はこのところ撮りためていた写真を少しご紹介デス。

2013-08-21アカハネナガウンカ (2)




2013-08-21アカハネナガウンカ (1)




2013-08-21アカハネナガウンカ

この御仁は「アカハネナガウンカ」   (8/21ウチの敷地内で撮影)

半翅目(カメムシ目) ヨコバイ亜目(頸吻亜目) ハネナガウンカ科.
大きさは 全長4mm前後。 翅端まで9~10mm。
ススキなどイネ科植物の汁を吸って生きておられる。

それにしてもこの鮮やかな体色、
天敵から見たら目立つだろうになぁ。どーしてなんだろ。

その上 ? この目つき。何度見ても思わず笑ってしまう。

あ、もしかして天敵を笑わせておいて逃げる…という戦法なのかなぁ。

ちなみに群馬県では準絶滅危惧(Cランク)なのだ!! 負けるな !! …人間に !!


【先日、チョウトンボを撮影したため池にて】

2013-08-24.jpg

このため池が今、デートスポットとして大人気 !!

色んなトンボのカップルが集結している

2013-08-24 (1)

アオイトトンボ

2013-08-24 (2)

ギンヤンマ



2013-08-25.jpg

ノシメトンボ



2013-08-24 (4)

真っ赤に燃えた婚活中のショウジョウトンボ

ほかにもチョウトンボ、オニヤンマ、アキアカネ、ナツアカネ、ミヤマアカネ、シオカラトンボ、キトトンボ などなど…
そして
2013-08-24 (5)


土手の一角には…ああ、コスモスですよ。


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2013
08.04

ベッコウハゴロモ

Category: 自然観察
ウチの庭に実生で育ち始めたクルミの若い幹が、
この数日、なにやら賑わっているのです。


08-04.jpg

知る人ぞ知る、そして知らない人はまったく知らない (当たり前じゃん)
「ベッコウハゴロモ」の一族が皆そろってお食事中なのでした。

ちょっと見「蛾」のようなベッコウハゴロモは体長1cm程。
セミやカメムシに近い昆虫。
名前の由来はベッコウに似た半透明の前翅を持つことから…らしいです。

08-04 (3)
ベッコウハゴロモの成虫。一見、蛾みたいだけど…




08-04 (4)
横から見ると確かに「蝉」っぽいですね。

ウチでは昨年もこのクルミの樹が人気だったけど
一般的にはクズ、ヤマノイモ、ウツギ、
そしてミカンなどの茎から吸汁することで食餌を得ているようです。

08-04 (6)
もーちょっと寄ってみましょうか…おお、確かに確かに。
しかも眼を細めて美味しそうに吸っている…ように見えますね。


ベッコウハゴロモは危機を感じると驚いたように垂直にジャンプしますが
翅は大きなだけで飛翔には使われないとの事。
確かに、数日たっても、ほぼ同じところをウロウロしてますね。

そしてこの昆虫がスペシャルなトコが、幼虫の姿。

08-04 (1)
幼虫は尾端に近い部分が綿毛のような
白い蝋物質で覆われているのです。


でも、これが何の役に立っているのかは
「よく分からない」との事なのですが、
幼虫も成虫と同じように後肢でジャンプするらしく(未確認)
もしかすると着地のショックを和らげる役割を果たしているのかもしれない…との事デス。

更に近づくとこんな感じですね。あ、成虫と同じ眼、してますね。

08-04 (2)

「人間はバカだねー。にひひひひ」てな感じ。
と、良く見てみると背中に何やら白いカメの甲羅のよーなもんが乗ってますね。

実はこれはハゴロモ君とは別モノで「ハゴロモヤドリガ」という蛾の幼虫が寄生してるトコ。
「んじゃ、せっかくちゅーちゅー頑張って吸った栄養奪われて大変じゃん !!」
…と思ったのだが、どうやら寄生されたハゴロモ君たちに、ほとんど影響はないらしい。

もしかすると何らかの共生関係にあるのかも…。

不思議満載の庭のヒトこまでした。

さて

【本日のお口汚し】

【福島第1原発の汚染水】トリチウム40兆ベクレル
規制委「土の壁」越え流出指摘/対策怠り大量流出に


共同通信 2013/08/03
http://www.47news.jp/47topics/e/244383.php

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2013
07.18

NACS-J 自然観察指導員講習会 in 只見

Category: 自然観察
7月13日(土)~14日(日)

僕が在籍するNACS-J日本自然保護協会の
新しい指導員を育てるための講習会が
ブナサミットで有名な只見町さんとの協賛により
同町、布沢というところで行なわれた。

講師は佐藤仁志さんと時田恵さん
いずれもそのスジ ? では、とても著名な方々である。(詳細下記)

スタッフは本部から1名、そして県自然保護協会の5名の指導員が参加。
僕もそのメンバーに加えていただいた。

そして予てから指導員の資格取得を切望しつつも
何かとタイミングが合わず受講を逃してきた僕のつれあいも
今回、やっと受講することが出来、指導員資格を取得する夢が叶った。

(※ちなみに今回の募集人数30名のところ50名ほどの応募がありました。)

20130713-14.jpg
■会場と宿舎となった「森林の分校 ふざわ」 http://www.tadami.gr.jp/kankou/morinobunkou.htm
廃校になった分校を利用した施設で、ブナ林ツアーで人気の「恵みの森」の近くに在る。
(※この写真は下見をした5/18日のものです)

二階が教室をほぼそのまま利用した大部屋の宿泊施設、1階の広間には囲炉裏が切ってある。
食材は地元の山菜や野菜と川魚を使用。
それら新鮮な素材を使って地元のおばちゃんたちが
創意工夫をこらした料理を提供してくれる。
とてもヘルシー !! しかも美味しい !!
更には、おばちゃんたちの心からの笑顔のサービス付き !! (^.^)



20130713-14 (1)
■7月13日午前9:30 開講式の模様■




20130713-14 (3)
■開講式の後、すぐに実習。テーマは「自然観察の視点」
 実際の観察フィールドとして使用する裏山を少し離れた所からスケッチする事から始まる。尚、本来は外で行なうのだが、あいにくの雨模様。急遽裏山を望む二階の廊下から窓越しのスケッチとなった。 


20130713-14 (2)
■佐藤 仁志 講師による説明。皆さん、真剣にメモる。


20130713-14 (4)
■雨脚がさらに強くなる中、スケッチが終わると二班に分かれ、いよいよ裏山の森へと入る。
 僕は時田恵 講師がリーダーとなるB斑をサポートした。林縁での観察と講義の模様。



20130713-14 (5)
■森の中なら少しは雨もしのげると思いきや…。大粒の雨が僕の安物のカッパの肩口に当たっては、じわじわと浸透して来る。オマケに安物の長靴まで破れて靴下もビショビショだ。

でも、気持ちがいい。負け惜しみでなく、本当に気持ちがいいのだ。

そして時田講師のウイットに富んだ楽しいお話と、
美しくもとても不思議な自然界の営みに触れながら、
雨音のさんざめく雑木の森を、受講者の皆さんと一緒に徘徊していると、
子供の頃、友達と傘もささず、ずぶ濡れになりながら遊んでいた、あの記憶が甦った。


20130713-14 (6)
■2時間ほど、すっかり濡れ鼠となりながら徘徊した後、
宿舎に戻り昼食を済ますと、今度は2時間の座学が始まる。
先ずは佐藤 仁志 講師による講義。テーマは「自然の保護」~生物多様性の保全と私たちのくらし~

その後、NACS-Jスタッフや只見町スタッフの自己紹介、近くの温泉での入浴、そして楽しい夕食の後…
20130713-14 (7)
■今度は時田恵講師による座学。テーマは「自然の観察」~自然観察会と指導員の役割~
やはり2時間たっぷり。
 
そして、座学の後は懇親会を兼ねた情報交換会に突入。
やはり同じ目的を共有する仲間たちの出会いは、疲れも忘れ、時を忘れ、盛り上がりました。


そして翌14日。

昨日に同じく断続的に雨脚が強まる中
朝食を済ますと早、野外実習の始まり。

NACS-Jは尾瀬など特別な自然環境の保護は勿論、
どこにでもある身近な自然を知り、保護することも大切にしている。

今日は、宿舎の周りの、ごくありふれた自然の営みを素材にし
実際に自然観察会を開催するためのノウハウを学ぶ。

20130713-14 (9)

 午前 8:30~11:00 実習のテーマは「自然観察の素材」~こんなテーマで自然を観察しよう~
 午前 11:00~13:15 途中、昼食を挟みつつ「自然観察会の企画」


20130713-14 (10)
■宿舎前の花壇のブロックの上に野生動物のウンコがあった。多分テンのものだ。

 
20130713-14 (11)
■そのウンコを濾し器に入れ、洗ってみると、植物の種や
昆虫の脚、羽のかけら、沢蟹の脚などが出て来た。



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■初めての体験に皆さん夢中 !!



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■宿舎の裏の草地で、輪になり黄色のシートにバッタを追い込み観察する。これも大ウケ。



20130713-14 (14)
■なにげない草むらにも自然界の不思議と楽しさが満載。
知らないのはもったいない。


20130713-14 (15)
■雨脚が強くなってきたので宿舎前のテントで解説。


20130713-14 (16)
■そして小止みになるとまた再びテントの外へ…。


そして午後からは、本来ならば受講者さん一人一人がリーダーとなり
実際に一人5分間のミニ自然観察会を開催する予定だったのだが…

雨脚は衰えるばかりか、どんどん強くなってきた。

そして近くを走る只見線が大雨のため不通となった旨の連絡が入り
役場の広報スピーカーからは「土砂災害の危険性が高まっている」旨のインフォが流れた。

急遽、予定を変更し終了を速める措置が取られた。
そして、予定よりも1時間ほど早く、講習会は無事終了した。


受講者の方々には残念な事となったが
リスクマネージメントも指導員にとって大切なノウハウである。
そして「自然は人間の思い通りにはならない」という事を身を持って知る事も
とても大切な事である。

そして指導員資格の取得は、決して終わりではなく、新たなスタートなのだ。
僕もまたスタッフとしての講習会を経験させていただき
自然保護だけでなく、人との関わりについても新たな気付きをたくさんいただいた。
特に分校のおばちゃんたちには人情の大切さを改めて教えていただいた気がする。
只見は、自然も人も豊かなのだ…。

否、豊かな自然の中で暮らすと、人もきっと豊かな心になるという事なのだ。

おーっし、また start again なのだ~ !!


【文中の講師紹介】

佐藤 仁志 (さとう ひとし)
島根県自然観察指導員連絡協議会会長/しまねインタープリテーション研究会代表/(財)日本野鳥の会理事長兼副会長
○プロフィール
自然観察会等を中心に自然保護教育に取り組むほか、埋没林、ニホンアシカ、シンジコハゼなどに関する研究などを継続。また、樹木医として樹木の樹勢回復やショウロなど外性菌根菌の研究も行っている。島根大学非常勤講師/島根大学汽水域研究センター協力研究員。
おもな著書
『宍道湖の自然』山陰中央新報社,1980/『冬鳥観察の手引』 島根県,1995/『野外で注意すべき危険生物(指導者版)』しまねインタープリテーション研究会,2005/『原始紙すきに挑戦・スギの皮から和紙づくり』島根県,2005/『野鳥と巣箱・指導者用ハンドブック』島根県,2005

時田 恵 (ときだ めぐみ)
山梨県立白根高等学校教諭/自然観察指導員山梨県連絡会(ノラやまなし)事務局/南アルプス自然クラブ代表/櫛形山ネットワーク
○プロフィール
1963年山梨県生まれ。野山を保育園として育つ。1984年に指導員となり、「やまなしナチュラリストの会」で観察会活動の“はじめの一歩”を踏み出した。現在は、地域の人々と共に身近な自然を観察し、親しみながら自然を知り、守って行く心を育てたいと、南アルプス市を中心に櫛形山、釜無川などで自然観察会を行なっている。
おもな著書
寄稿『花の百名山・登山ガイド』山と渓谷社編,1996/寄稿『学校における環境教育』日本自然保護協会,1994

※日本自然保護協会の目的は「自然を豊かなままに次世代に手渡す」ということ
そのために様々な活動を行っています。

※詳しくはこちらを是非ご覧ください。
公益財団・日本自然保護協会HP
http://www.nacsj.or.jp/nacs_j/index.html
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