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2012
09.26

ぽー

2012-09-25blog-poo.jpg


9月16日の日曜日。
夕食を終えて、居間の畳にごろんと横になったその時
小さなグランドピアノの置いてある隣の部屋から
「みゃおぅ、みゃおぅ」と、か細い猫の声が聴こえて来た。
明らかにウチの六つの猫たちとは違う声だ。

ノラが迷い込んだのかな…と思い隣室へ
そして声のするピアノの影の暗がりを目を細め観た時
「さっ」と小さな灰色の影が飛び出してきた。
「あ、子猫 !! 」

その影はあっという間にウチの猫用にしつらえた
小さな出入り口の方に消えた。

どうやら近所のノラの子が迷い込んだみたいだ
まあ今の慌てた感じだと、すぐに母親の元に舞い戻り
再び来る事はないだろう…と思い居間へ戻る。

すると、しばらくしてまたピアノ部屋から「みゃおぅ、みゃおう」という声。
あれっ、戻って来た。
そして再びピアノの部屋に入ると
イスの下にわずかに光る小さなふたつの瞳が
少し震えながら、じっとうずくまっている。

ピアノの上にある灯りを点けてみる
あっ、やはり少し濃い目の灰色のトラ猫だ。
生後1ケ月、いや3週間といったところか
…と、見定めた途端。
また「ぴゅー」と影は出口へ一目散。

その後、そんなやりとりを幾度か繰り返したが、
いつの間にか隣室からのちいさな声は途絶えた。
「お母さんが迎えに来たのかな」
少しほっとした気持ちで我々も眠りに着いた。

しかし翌朝、また「みゃおぅ、みゃおう」という声で目が覚めた。
ありゃりゃりゃりゃぁ…。


連れ合いの「どうするの ?」という声を背に
「しょうがないなあ」とつぶやきながら
小さなお皿に ぬるめのお湯で薄めた牛乳を入れ
ピアノの傍に そっと置いた。


あれから10日が過ぎた
その子は「ぽー」と名付けられ
今、キーボードを叩く僕のひざの上で 
小さな小さな寝息をたてて
静かに眠っている。

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■男の子でーす。

既に同居している六つの猫達は 
子供のいない僕らにとって子供のような感覚なのだが
「ぽー」は初孫といった感じ。
自分でもあきれるほど溺愛の日々が続いている。
親ばか…いや、爺ばか、お許しあれ。
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dot 2012.09.27 22:29 | 編集
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