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2011
08.09

もうひとつの 「フクシマ」 奥会津の水害

Category: 共生への道
7月末の集中豪雨による
新潟や奥会津、只見川流域の広範囲に及ぶ大水害から10日が過ぎた。

その被災域にあり、友人や知人もいる金山町に
8月3日、災害ボランティアセンターがオープンした事を知り
遅まきながら昨日、復旧の手伝いに行って来た。

復旧作業は個人宅を対象にした作業で
午前中は土嚢の片づけや倒壊した石燈籠の組み直し、
そして流れ込んだ山砂の片づけを行った。
午後は家具、家財など廃棄物の移動や
蔵に流れ込んだ汚泥の処理を行った

ちなみに土嚢は水を含み、とても重たい。
山砂 (ダムに溜まっていた物) の撤去も炎天下では辛い。
家や蔵に流れ込んだ汚泥は、土嚢袋に詰め替えて運び出さなければならない場合もある。
それがまた重たい。
また、し尿や農薬などの薬剤、灯油なども混ざっていて匂いもきつい。

蔵の横で自家製ミソの樽の始末をしていたお婆ちゃんは
「ミソもクソも一緒になっちまっただぁ」と笑いながらも寂しそうにつぶやいた。

金山町に限らず、只見川流域では過疎化が進み、住民は高齢化している。
緑濃い山間の集落とは言え、8月の炎天下でのこれらの復旧作業は
住民の方々に本当に過酷な労働を強いている。
熱中症になった方も既に出ている。

しかし、東日本大震災の救援活動とも重なっているせいか、ボランティアの数が少ない。
昨日は8人。その中の3人は高校生。
そして何よりも県や国の対応、対策が遅い。

ところで、この水害に関し、住民の方々から口々に「人災である」という事を聴いた。
確かに当初のニュースでも、地元の方が橋の上から水没する田畑を眺めながら
「放水が遅すぎる、これはダムの管理ミスだ。人災だ」と語っていた。

福島県の地元紙、福島民友にこんな記事が掲載されていた。



[放流適切か]検証求める声 ダムの川で浸水被害(2011年8月3日 福島民友ニュース)

 豪雨の深い爪痕が刻まれた会津の被災地では、2日も行方不明者の捜索や孤立した地区からのヘリコプターによる救出が続いた。ボランティアの受け入れが始まり、各市町村は一日も早い復旧に向け対策を急ぐ。一方では「なぜ大きな被害が出たのか」と、豪雨災害の検証を求める声も強まってきた。首都圏などに向けた電源地域としてダムが連続して造られて以降、流域では水害がたびたび発生しており、ダム放流との関連が疑われてきたからだ。
 金山町越川で床上浸水の被害に遭った男性は、近くを流れる只見川を見ながら「昭和44(1969)年の集中豪雨災害の後、かさ上げなど家の周りに護岸を施したのに約1.5メートルも浸水した。今回はあの時の3~4倍の水量があったのではないか」とつぶやいた。十分な備えがあったのに、なぜ…。男性の脳裏を疑問がよぎる。
 県民生活を守る立場にある県だが、ダム管理は事業者、監督は国。災害検証に県の権限はない。この構造は、東京電力福島第1原発事故での東京電力、経済産業省原子力安全・保安院、県の三すくみの構図に酷似している。被災住民が求める十分な検証が早期に行われるのか、県の指導力が問われている。



ちなみに「みんなの党」の小熊慎司氏はこんなツイートをしている

只見川沿いの被害は豪雨の影響だけではなく、ダムの一斉放水によるものとの指摘する方々が複数あった。東京電力管内の電力不足に対応していて、通常よりダムの水位をあげて発電していた事にが一斉放水せざるを得ない原因か…? 徹底調査の必要あり!  http://hiwihhi.com/oguma_shinji/status/100070226263162881

こんなブログも
【只見川の洪水調整】 http://www.merujuku.com/archives/51772539.html



只見川は只見特定地域総合開発計画により、上流には田子倉ダムや奥只見ダム、大鳥ダムという特に大きなダムが作られ、下流には只見ダム、滝ダム、本名ダム、上田ダム、宮下ダム、柳津ダム、片門ダムといった多数のダムが存在する。しかし、これらのダムは何れも発電専用ダムであり、治水ダムや多目的ダムは全く建設されていない。

今の段階で、人災と断定する事は出来ないかもしれない
しかし只見川流域の大規模なダム建設もゲンパツに同じく、
国と電力事業者や、ゼネコンを始めとする、事業に関わる利権構造によって行われて来たものだ

ココにも、もうひとつの[フクシマ]が存在している事は明らかである。


【記録写真集】(※ は借り物です)

いつもは深緑色の水を湛え、緩やかに流れる神秘的な只見川(※)
2011-08-08 (10)

まだ薄茶色に汚濁している
2011-08-08 (8)

鉄道ファンにも人気のある只見線の只見川第5橋梁(※)
只見線只見川第5橋梁

国道ぎわの杉。樹皮がエグられてている。
2011-08-08 (7)

金山町災害ボランティア・センターのテント
2011-08-08 (4)

作業状況 (作業中は写真を撮っているヒマなかったので、これも借り物写真です)
ボラ 作業


ボランティア詰所にて / 昨日のメンバーとスタッフ 
大人以上に、地元高校生の女の子2人と男の子1人(左奥)が汗と泥まみれになりながら大活躍。
この子たちのツメの垢を煎じて、霞が関や永田町あたりを始めとする情けない大人たちに飲ませたい。

2011-08-08 (2) 2011-08-08 (1)
                           
現場へ向かう一輪車を押すのはセンターに詰め、現場を仕切っている通称ジュニア。若干19歳 !!
コイツに、この国を任せたい。
2011-08-08 (3)

被災した家の脇に積まれ、町の廃棄物運搬車を待つ家財道具 持ち主の思いやいかに…
2011-08-08 (9) 2011-08-08 (5)

◆ボランティア募集
金山町 http://www.shien-p-saigai.org/kaneyama/
只見町 http://www.shien-p-saigai.org/tadami/

◆資料
※只見川 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%AA%E8%A6%8B%E5%B7%9D



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dot 2011.08.10 14:11 | 編集
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