--
--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2013
09.11

風前の灯 またひとつ "カラカネトンボ"

Category: 自然観察
9月11日

午後からの仕事に備え伝票を整理していると
風呂掃除をしていた連れ合いが
「見慣れないトンボが風呂場に入って来て出られなくなっているから
つかまえて出してあげてくれない ? 」
とアタフタと飛んできた。

「おいおい、触れるのも自然観察の大切な行為の一つなんだから、そんぐらい自分でやっせぇ。」
という僕に
「したってバタバタ動いてるし…。今度やるから。ねっ、ねっ、可哀そうだから。ねっ、早く…」
と、ケンカでも見せることのない涙目で訴えるR女史。

むむむ…「しゃあないなぁ」と風呂場に行くと
おっ !! なんとも美しいトンボが窓辺でバタバタしているではないか !!
で勿論、すぐに出してあげようと思った…のだが。

少しだけ写真に撮らせてもらうことにした。

そのトンボがこれ。

2013-09-11.jpg

カラカネトンボ
【科】エゾトンボ科  【属】カラカネトンボ属  【和名】カラカネトンボ  
【学名】Cordulia aenea amurensis

胸部は金属光沢のある緑色、腹部は暗緑色。
胸部を中心とした体色が唐金色(※)なので、カラカネトンボ。


2013-09-11 (1) 
複眼はこのように緑色(エメラルドグリーン)に深く輝いている。美すぃ~い。

(※)唐金色とは=わずかに青味の鈍い緑色に用いられる。唐金とは銅に錫2~15%を加えた合金で、いわゆる青銅のことである。しかし、唐金色というときは、ふつう合金そのものの色ではなく、青銅が古くなって緑青が吹き抱いている状態の色をいう。(日本の伝統色の解説より)


ちなみにカラカネトンボの棲息環境は

「山地帯から亜高山帯下部の山間湿原に生息。抽水植物が繁茂する池沼や湿原の植物性沈積物が多い滞水などに見られる。」

ということなのだが、このトンボも生存が危ぶまれ、栃木県と宮城県では絶滅危惧Ⅱ種に指定されている。
その要因は

「山間の池沼や湿原の減少。本種の生息する山間の池沼や湿原は平坦地でもあり改変されやすい。また、湿原周辺の樹林伐採による土砂流入、水源の枯渇や水温上昇などで生息場所の環境が悪化している。」
ということによる。

人間様のご都合で。
遥かなる地球の歴史と共に生き抜いて来た
貴重な生命体のひとつが
また消えかかっている。


2013-09-11 (2)

放そうとアサガオの棚に掴ませたら、しばらくじっとしていた。
シャッターチャンスと思いシャッターを切ったとたん、初秋の青空へ消えて行った。
スポンサーサイト

トラックバックURL
http://kaichama.blog.fc2.com/tb.php/174-e3d15126
トラックバック
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。