--
--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2013
07.18

NACS-J 自然観察指導員講習会 in 只見

Category: 自然観察
7月13日(土)~14日(日)

僕が在籍するNACS-J日本自然保護協会の
新しい指導員を育てるための講習会が
ブナサミットで有名な只見町さんとの協賛により
同町、布沢というところで行なわれた。

講師は佐藤仁志さんと時田恵さん
いずれもそのスジ ? では、とても著名な方々である。(詳細下記)

スタッフは本部から1名、そして県自然保護協会の5名の指導員が参加。
僕もそのメンバーに加えていただいた。

そして予てから指導員の資格取得を切望しつつも
何かとタイミングが合わず受講を逃してきた僕のつれあいも
今回、やっと受講することが出来、指導員資格を取得する夢が叶った。

(※ちなみに今回の募集人数30名のところ50名ほどの応募がありました。)

20130713-14.jpg
■会場と宿舎となった「森林の分校 ふざわ」 http://www.tadami.gr.jp/kankou/morinobunkou.htm
廃校になった分校を利用した施設で、ブナ林ツアーで人気の「恵みの森」の近くに在る。
(※この写真は下見をした5/18日のものです)

二階が教室をほぼそのまま利用した大部屋の宿泊施設、1階の広間には囲炉裏が切ってある。
食材は地元の山菜や野菜と川魚を使用。
それら新鮮な素材を使って地元のおばちゃんたちが
創意工夫をこらした料理を提供してくれる。
とてもヘルシー !! しかも美味しい !!
更には、おばちゃんたちの心からの笑顔のサービス付き !! (^.^)



20130713-14 (1)
■7月13日午前9:30 開講式の模様■




20130713-14 (3)
■開講式の後、すぐに実習。テーマは「自然観察の視点」
 実際の観察フィールドとして使用する裏山を少し離れた所からスケッチする事から始まる。尚、本来は外で行なうのだが、あいにくの雨模様。急遽裏山を望む二階の廊下から窓越しのスケッチとなった。 


20130713-14 (2)
■佐藤 仁志 講師による説明。皆さん、真剣にメモる。


20130713-14 (4)
■雨脚がさらに強くなる中、スケッチが終わると二班に分かれ、いよいよ裏山の森へと入る。
 僕は時田恵 講師がリーダーとなるB斑をサポートした。林縁での観察と講義の模様。



20130713-14 (5)
■森の中なら少しは雨もしのげると思いきや…。大粒の雨が僕の安物のカッパの肩口に当たっては、じわじわと浸透して来る。オマケに安物の長靴まで破れて靴下もビショビショだ。

でも、気持ちがいい。負け惜しみでなく、本当に気持ちがいいのだ。

そして時田講師のウイットに富んだ楽しいお話と、
美しくもとても不思議な自然界の営みに触れながら、
雨音のさんざめく雑木の森を、受講者の皆さんと一緒に徘徊していると、
子供の頃、友達と傘もささず、ずぶ濡れになりながら遊んでいた、あの記憶が甦った。


20130713-14 (6)
■2時間ほど、すっかり濡れ鼠となりながら徘徊した後、
宿舎に戻り昼食を済ますと、今度は2時間の座学が始まる。
先ずは佐藤 仁志 講師による講義。テーマは「自然の保護」~生物多様性の保全と私たちのくらし~

その後、NACS-Jスタッフや只見町スタッフの自己紹介、近くの温泉での入浴、そして楽しい夕食の後…
20130713-14 (7)
■今度は時田恵講師による座学。テーマは「自然の観察」~自然観察会と指導員の役割~
やはり2時間たっぷり。
 
そして、座学の後は懇親会を兼ねた情報交換会に突入。
やはり同じ目的を共有する仲間たちの出会いは、疲れも忘れ、時を忘れ、盛り上がりました。


そして翌14日。

昨日に同じく断続的に雨脚が強まる中
朝食を済ますと早、野外実習の始まり。

NACS-Jは尾瀬など特別な自然環境の保護は勿論、
どこにでもある身近な自然を知り、保護することも大切にしている。

今日は、宿舎の周りの、ごくありふれた自然の営みを素材にし
実際に自然観察会を開催するためのノウハウを学ぶ。

20130713-14 (9)

 午前 8:30~11:00 実習のテーマは「自然観察の素材」~こんなテーマで自然を観察しよう~
 午前 11:00~13:15 途中、昼食を挟みつつ「自然観察会の企画」


20130713-14 (10)
■宿舎前の花壇のブロックの上に野生動物のウンコがあった。多分テンのものだ。

 
20130713-14 (11)
■そのウンコを濾し器に入れ、洗ってみると、植物の種や
昆虫の脚、羽のかけら、沢蟹の脚などが出て来た。



20130713-14 (12)
■初めての体験に皆さん夢中 !!



20130713-14 (13)
■宿舎の裏の草地で、輪になり黄色のシートにバッタを追い込み観察する。これも大ウケ。



20130713-14 (14)
■なにげない草むらにも自然界の不思議と楽しさが満載。
知らないのはもったいない。


20130713-14 (15)
■雨脚が強くなってきたので宿舎前のテントで解説。


20130713-14 (16)
■そして小止みになるとまた再びテントの外へ…。


そして午後からは、本来ならば受講者さん一人一人がリーダーとなり
実際に一人5分間のミニ自然観察会を開催する予定だったのだが…

雨脚は衰えるばかりか、どんどん強くなってきた。

そして近くを走る只見線が大雨のため不通となった旨の連絡が入り
役場の広報スピーカーからは「土砂災害の危険性が高まっている」旨のインフォが流れた。

急遽、予定を変更し終了を速める措置が取られた。
そして、予定よりも1時間ほど早く、講習会は無事終了した。


受講者の方々には残念な事となったが
リスクマネージメントも指導員にとって大切なノウハウである。
そして「自然は人間の思い通りにはならない」という事を身を持って知る事も
とても大切な事である。

そして指導員資格の取得は、決して終わりではなく、新たなスタートなのだ。
僕もまたスタッフとしての講習会を経験させていただき
自然保護だけでなく、人との関わりについても新たな気付きをたくさんいただいた。
特に分校のおばちゃんたちには人情の大切さを改めて教えていただいた気がする。
只見は、自然も人も豊かなのだ…。

否、豊かな自然の中で暮らすと、人もきっと豊かな心になるという事なのだ。

おーっし、また start again なのだ~ !!


【文中の講師紹介】

佐藤 仁志 (さとう ひとし)
島根県自然観察指導員連絡協議会会長/しまねインタープリテーション研究会代表/(財)日本野鳥の会理事長兼副会長
○プロフィール
自然観察会等を中心に自然保護教育に取り組むほか、埋没林、ニホンアシカ、シンジコハゼなどに関する研究などを継続。また、樹木医として樹木の樹勢回復やショウロなど外性菌根菌の研究も行っている。島根大学非常勤講師/島根大学汽水域研究センター協力研究員。
おもな著書
『宍道湖の自然』山陰中央新報社,1980/『冬鳥観察の手引』 島根県,1995/『野外で注意すべき危険生物(指導者版)』しまねインタープリテーション研究会,2005/『原始紙すきに挑戦・スギの皮から和紙づくり』島根県,2005/『野鳥と巣箱・指導者用ハンドブック』島根県,2005

時田 恵 (ときだ めぐみ)
山梨県立白根高等学校教諭/自然観察指導員山梨県連絡会(ノラやまなし)事務局/南アルプス自然クラブ代表/櫛形山ネットワーク
○プロフィール
1963年山梨県生まれ。野山を保育園として育つ。1984年に指導員となり、「やまなしナチュラリストの会」で観察会活動の“はじめの一歩”を踏み出した。現在は、地域の人々と共に身近な自然を観察し、親しみながら自然を知り、守って行く心を育てたいと、南アルプス市を中心に櫛形山、釜無川などで自然観察会を行なっている。
おもな著書
寄稿『花の百名山・登山ガイド』山と渓谷社編,1996/寄稿『学校における環境教育』日本自然保護協会,1994

※日本自然保護協会の目的は「自然を豊かなままに次世代に手渡す」ということ
そのために様々な活動を行っています。

※詳しくはこちらを是非ご覧ください。
公益財団・日本自然保護協会HP
http://www.nacsj.or.jp/nacs_j/index.html
スポンサーサイト
Comment:0  Trackback:0
back-to-top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。