--
--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2012
11.08

帰郷 佐渡へ   後編

10月5日 午前11:00
親友宅玄関に置かれた主を待つ棺。
この船に乗って彼女はまた新しい旅に出る。

2012-11-04~05 (22)



2012-11-04~05 (23)
棺の脇の棚の上に置かれた額

親友は必死に病との折り合いをつけようとする彼女を、他人任せにせずに身を削りながら世話をし続け、そして出来うる限りの手をつくした。その事をここに集った人たちは皆知っている。
そして医師の一人として彼女を救えなかった彼の辛さと痛みを、皆知っている。



2012-11-04~05 (27)
■庭石の割れ目に顔を出した草や野花、キノコを使った盛花



2012-11-04~05 (26)
■その作者はお別れ会の仕切りを務めた友人の息子の娘さん。
 こんな素敵な感性の娘を育てる事の出来た素敵な息子と、
 その息子を育てた友人が居る事を、改めて誇りに思う。


いよいよ船出だ


2012-11-04~05 (28)



2012-11-04~05 (29)



2012-11-04~05 (30)


この春、佐渡に行った時。何も知らない僕が「少し瘠せたね」と言ったら「そろそろダイエットしとかないと老後周りの人が大変だからね」と笑って返した。

勿論その時、既に彼女の体は癌との折り合いが上手くいかなくなっていたのだが、久しぶりに佐渡を訪れた僕や連れ合いや同行の友達が「佐渡を楽しめないといけないから」と彼女は親友に口止めをしていたのだ。
そして同じように「心配かけるから」と周りの友人たちにもその状況の厳しさを伝えていなかった。

その事を親友から聞かされた時
彼女の人を思う心に言葉を失った。
ただただ胸が熱くなった。



2012-11-04~05 (31)

そんな優しさを最後まで貫いた彼女が
トキの舞う 佐渡の空へと旅立っていった
2012-11-04~05 (32)


H…
君と初めて会った日の事を 僕ははっきりと覚えているよ
高円寺のアパートでくすぶる 僕と親友の前に突然現れた
成人式帰りの 艶やかな着物から覗く、それとは対照的な
イルカ(フォークシンガー)によく似た あどけないの君の笑顔
そしてくったくのない 笑い声
暗く湿った部屋の中が ほんとうに明るく 暖かくなったのを覚えてる

可愛かったね

あれからもう33年も経っちゃった
信じられないよ

僕が故郷でもない佐渡を
本当の故郷のように思えるのは
勿論、その風土によるところが大きいけど

何よりも、君を始め
心から誇りに思える 素晴らしい仲間が住んでいるからなんだ

その事を改めて教えてくれて ほんとうにありがとう

この道の上で またきっと 会おう
その時は佐渡と会津の酒を 持ってゆくからね

合掌

佐渡の島影に沈む夕日。帰りのフェリーにて
2012-11-04~05 (33)



※長文、お付き合いをいただき、ありがとうございました。
スポンサーサイト
Comment:5  Trackback:0
back-to-top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。