--
--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2011
07.21

いま、東北ルネサンスが始まる

Category: 共生への道
昨晩(7/20)喜多方市で行われた
「福島の未来と会津の役割-原発から自然エネルギーへ-」
というシンポジウムに出向いた。

2011-07-21 -1

現在、国と県の復興構想会議委員としても活躍し、
福島県立博物館の館長で
東北学を提唱したことでも有名な民俗学者、
赤坂憲雄氏による復興への提言と
自然エネルギーの普及に携わる3名を加えてのディスカッションが行われた。

今回の氏の提言への思いは震災後、10日目の夜にしたためられた一文に集約されている。

「めまぐるしく場面が転換する。津波から原発へ。言葉を失っていた。やがて、いくつもの問いがあふれ出す。なぜ、またしても東北なのか。なぜ原発なのか。なぜ、東京の「負」を東北が背負わされるのか。それが現在の事実か、それが構造か。東北が依然として強いられている辺境としての役割と、それはまったく無縁といえるのか。

巨大なできごとが起こっている。東北は変わる。日本も大きく変わる。どのように変わるのかを語ることはむずかしいが、変わらざるをえない。わたしたちは幸か不幸か、きっと、この地球の未来図を先取りするように、いま・ここに生かされているのである。

いまこそ東北ルネサンスについて語らねばならない。ここでの復興とはしかし、元に復することではない。未知なる地平へと踏み出すことだ。たとえば、東北から、新たな人と自然を繋ぐ世界観を創ることだ。そのためにこそ、人としての身の丈に合った暮らしの知恵や技を、民俗知として復権させねばならない。人智が制御しえぬものに未来を託すことはできない。」

(全文はこちら【YAHOO ニュース】)

そして具体的な提言としては
「福島県を自然エネルギー立国と位置付け
 自然エネルギーの推進、技術開発、建設、そして維持管理に至る全てにおいて
県民の新たな雇用の場を創出し、復興の要とする。
また、それと共に今回の原発事故で明らかになった非民主的な社会構造を改善し、
民主的で持続可能な社会の実現を目指したい。そのためのネットワークを構築しよう」
という内容で、現状を踏まえ、無論、異論のない内容であった。

但し、現在、国が開発を進めている
或いは進めようとしている自然エネルギー(再生可能エネルギー)の中には
エコを謳いながら、実にマユツバなものも存在する。

ディスカッションの場では、その事についての意見交換も行われたが
実現に際しては情報の共有や、慎重な検討と議論を重ね
既存の大型発電施設の建設を目指すのでは無く
先般の氏の一文の通りエネルギーの地産地消を基本とし、
その身の丈に合った生活を復権させるという事が確認された。

それにしても、赤坂憲雄氏の感性は素晴らしい。
僕ごときが言うのは、大変おこがましいのは重々承知の上だが、
実に稀有な逸材である。
氏が氏の父の故郷、福島県に心を寄せてくれている事を誇りに思う
いや、この国に居てくれている事を誇りに思う。

氏の選ぶ柔らかで繊細な、
そして風のようにしなやかな
言の葉のひとつひとつは
その優しさの陰で
「次の時代を切り開くのは、歴史を刻むのは
利権に溺れる為政者や御用学者ではなく、我々市井の民である。

…いや、遠く遥か縄文の時代から、この国の本当の歴史を綴ってきたのは
決して権力者と呼ばれるような輩では無く、一人一人の常民なのだ。
我々一人一人がそれぞれの歴史をこの手に取り戻し、本当の時を刻むのだ」
と熱く問いかけている。

「ひそかに覚悟を固めた人々の群れが、やがて姿を現わす。わたしもその知の戦列に加わることにしよう。東北はいま、はじまりの土地となった。(赤坂憲雄)」

僕も 覚悟を決めた。

スポンサーサイト
Comment:0  Trackback:0
back-to-top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。