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2011
07.31

「森のこめら・会津」 その 1

Category: 森のこめら
一昨年の秋、里山環境の保全活動グループ
「森のこめら・会津」を設立した。

活動は、こんな思いから始まった。 (以下「森のこめら」パンフレットより抜粋)

◆生物多様性の劣化する里地・里山◆

世界には約3,000万種の生物種が存在するといわれ、私たちはその自然界の多種多様な生き物の存在によって構築される「生態系」から、酸素や水は勿論、衣食住、医薬品など様々な恵み=「生態系サービス」を享受し、生かされています。

しかし現在、人類社会の近代化に伴う環境汚染や大規模開発、或いは乱獲や外来種の持ち込みなどにより、地球上の生物種が毎年4万種も絶滅をしているといわれ、その絶滅のスピードは恐竜時代の絶滅速度よりはるかに速く、このままでは近未来、生態系による健全なサービスが受けられなくなり、このままでは人間社会が存続できなくなるのではないか…という危惧が高まっています。

私たちの暮らす日本でも、3,155種が絶滅のおそれのある種とされていますが、その生物の約半分は、かつて薪炭地や水田などに利用され、人の手が加えられる事により独自の自然環境が形成され、独特の生物相が発達し、生物の多様性が高く、多くの希少種の重要な生息地となっていた「里地・里山」に生息しています。

しかし近年、その里地・里山の環境も社会状況の変化による薪炭林や人工林の放置、耕作の放棄などにより劣化し続け、生物の多様性が低下し続けています。

「森のこめら・会津」は低下する生物多様性を回復させ、美しく恵み豊かな里地・里山を次世代につなぎ、持続可能な社会環境を整えたいという思いから2009年に発足し、第一回の事業として会津美里町藤田地内の小さな民有林を借り受け、整備を始めました。

◆生物多様性の回復を目的とした整備・施業◆

里山生態系や生物多様性を保全していくためには先ず、それに基づく方策を考える必要があります。
生物多様性の概念に「人間の活動自体を自然に調和させることが重要である」とありますように、”森のこめら・会津”では「自然界の立場、生態系本来の在り様を最優先し、里山の現状を理解した上で、自然がより良い環境に変化するためのお手伝いを人間が行う」という視点に立った整備、施業方法を大切にしたいと考えています。



現在、正式な会員は6名だが
活動内容によって他数名に参加、協力をいただいている。

今日は、主要メンバーによる林縁の水路周辺の草刈りと
いずれ自然観察用の散策路になる予定の林内作業路の下草刈りを行った。

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この小さな森は薪炭林として利用されていた、コナラ、クヌギ、松などを主とした雑木林で
今は林内にホウやヤマザクラ、カエデ類、林縁には大きなクルミやハンノキなども生えている。
林床には主にショウジョウバカマ、チゴユリが群生するが
一部にギンラン、ノギラン、ホトトギスやイチヤクソウ。そしてニッコウキスゲの小群落もみられる。
低木にはヤブコウジ、レンゲツツジ、クロモジ、そしてガクウラジロヨウラクも多くみられる。

しかし、松枯れ倒木や掛かり木も多く、樹冠の閉塞も進んでいるので
それらの処理や、樹冠を広げ林内に光を呼び込むための除伐も少しずつ行っている。
希少種の生育環境を守りながら、同時に林床の植生の多様化を目指している。
動物はリスやノウサギを始め、ツキノワグマの痕跡も確認している。

2011-07-29-yamayuri.jpg 07-10 034
(ヤマユリ 今日撮影)                (リスの食痕 クルミ)


この森が、彼らにとって、そして私たちにとって
少しでも居心地の良い場所になりますように…
そんな願いを込めて、この小さな森を「こめらの森」と呼んでいる。

私たちは 森のこども
森に生れ 森に育つ
そして 森に還る

2010.5.30藤田の里山散策 043
こめらの森 入口の目印は 大きなクヌギ


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